なれそめ<おつきあい編2>付き合い始めの頃、1つだけ約束したことがある。最低半年は気持ちよく付き合いしよう!と。 それには訳があった。実は半年後にあたる頃になんちゃんが再オペで入院することが決まってたから。 前回の入院で随内釘という手術をしたなんちゃん。半年後にその釘を抜く手術をしないといけなかった。 もちろん入院先は私の勤務していた病院&病棟。 入院は1週間程度だけど、お互いに気まずくなりたくないから。 そんな心配はいらなかったようで、順調におつきあいは進んでいった。 スキーに行ったり、バレンタインデー&ホワイトデー、白浜への1泊旅行(友達と一緒に)。 4月になって急に病院側から寮を移れ!と話しが来た。 入ったときに3年間このままと聞いてたから、ちょっと嬉しかったりもしたけど,ゆみちゃんと一緒に買ったものをどうするかでもめた(喧嘩まではしなかったけどさ) 今までは2人部屋だったのが、今度はワンルームもどきの1人部屋。 場所も病院のすぐ横からチャリで8分程度の距離になる。 一人部屋になるのはうれしい。でも家財道具そろえるのも面倒だったし、他の人(同じ病棟のめっちゃ怖い人)と一緒の寮ってのも嫌だな~と思ってた。 そこの寮はトイレ・台所・お風呂が共有ってきいてたけど、実際に見に行ってびっくり! 脱衣所が台所なの!! つまりだれかがご飯作ってたらお風呂にも入れないし、お風呂に入ってたらご飯作れない! 冷蔵庫も個人で購入しないといけないし(今までは共有で名前書いていれてた)お金の出費もかかる! そんなときになんちゃんがいろいろくれたの。<炊飯ジャーとポットともろもろ なんちゃんはその当時、単身赴任していたお父さんの社宅に二人住まい。その前は大学の寮に入ってたから、そのときのいらないものを私にくれたってわけ。 自分で買ったのは冷蔵庫(すんげー小さいやつ)とトースターくらいかな? 新しい寮への引っ越しも無事済んで(ってか、荷物ほとんどなかったから自分たちでチャリで運んだわ)新生活スタート!! 新しい寮での新生活、結構楽しかった! 自分の部屋に電話があるってのが1番嬉しかったな~。 このころおかあちゃんが入院して、いろいろあったけど、気がつけばなんちゃんが住み着いてた・・・。 なんちゃんの大学院までの通学&バイトへの出勤に交通の便が良かったしね。 でも普通に考えてみて!女子寮に入り浸るか~?しかもトイレとか共同だよ!! まあまわりにはバレバレだったけどさ。 にしても~、私が夜勤のときくらい、自分の家に帰れや~。 なんで洗濯まで終わってるねん(笑) そんな感じで1年が過ぎ,ほどよく付き合いもマンネリ気味になってきた頃,なんちゃんの就職が決まった。 できるだけ近くで探す!と言ってたのに、決まった先は新幹線で2時間&船で30分!の某島。 なんちゃん就職を機会に遠距離恋愛へ。 私も看護学校3年になって実習で忙しくなるし,お互いにばたばただろうな~と覚悟はしてたけど,まじで辛かった!! 今までそんなに喧嘩はしてなかったのに,この時期かなり喧嘩しまくってた。 電話がない、休みの都合が付かない、などなどのすれちがいで、なんちゃんがかなり束縛が強くなってきたと感じるようになった。 たまの実習の合間に友達と遊びにいったっていいじゃん!!自分だって遊んでるんでしょ?? ↑この言葉を何回繰り返しただろう。 なんちゃん自身も慣れない土地での生活(特に島生活だったので閉鎖的になりがち)で苦しかっただろう。でもそれを気遣う余裕が持てなかった。 おかあちゃんが死んで、10日ほど経ったある日。同じクラスの人が私を励まそうと食事に誘ってくれた。その気使いが嬉しかったのでなんちゃんとの電話のときに話してしまって、かなりご機嫌を損ねたこともあった。 その数日後、わざわざ実家まで来てくれて、おかあちゃんの20日祭(うちは神道なんで10日毎に御霊祭りをする)に参列してくれた。 このとき、伯父さんに「結婚する気はあるんか?」と急に聞かれたのに、普通に「はい」と答えてるなんちゃんにびっくりした。 この人はそんなこと考えてるんだ~と全くの他人事のように思ってた。 私自身、はっきり言って結婚願望は全くない! まあまだ若いし、そのうち気が変わるかもしれないしさ。(苦笑) まだまだ先のことと思ってた。 (このとき既に科学流産した後だったのだが) |